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後期研究大会in須磨友が丘高校
- bikouup
- 2024年12月25日
- 読了時間: 2分
12月6日(金)県立須磨友が丘高校にて後期研究大会を開催しました。28名ほどの参加でした。
今年度は基調講演として株式会社海洋堂の専務であり、原型師、実業家、タレントとしても活躍されているセンムこと宮脇修一氏をお迎えしました。海洋堂の歴史、モットー、プラモデル製作の貴重なお話を聞かせていただきました。
特に印象に残ったのは海洋堂の商品には必ず原型師の名前を掲載していて、クリエイターのことを大事にしていると言うお話でした。「作る楽しさを全ての人に」をモットーにリアルなプラモデル作りにこだわった海洋堂の姿勢は宮脇修一氏そのもののように感じました。パワフルな語り口であっという間の1時間でした。
講演の後は実際に海洋堂のプラモデルを購入して製作しました。今回はリアルな原型に彩色を施し、より美しいものに仕上げられるように海洋堂のスタッフの方からもアドバイスをいただきながら取り組みました。
アクリル絵の具を使って混色、重色はもちろん、時にはアルコール手拭きで絵の具を拭き取り、複雑な色味を表現しました。だんだんと出来上がってくるプラモデルを見ながら作る喜びを実感しました。
後半は櫻木教諭による美術史の研究授業です。研究授業と言っても参加者が生徒役になり和気あいあいとした雰囲気で行いました。
パワーポイントのスライドをテンポ良く切り替えながら生徒に質問していく授業で飽きさせない工夫が随所に見られました。西洋美術と日本の美術作品との関わりや生徒のワークシートなど明日にでも真似してみようと思えるアイデアをたくさんもらえました。
今回の研究大会では作る喜びや美術の楽しさ、教える難しさと面白さなどたくさんの経験ができました。今回欠席の会員の皆様もぜひ次回前期研究大会でお待ちしています。

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